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保活の話

これは何

最近会社で保活(=保育園を探す主に母親の活動)の問題解決するプロダクトを企画中で保活の何が問題なのか調査したのでそのレポート

保活の背景

ニュースにもなっているように、今はとにかく保育園に入れない。保育園はまず大きく認可、認可外の2種類に分かれていて 認可外の中に東京都の独自制度の認証があるという構図。 例外はあるものの、基本的にサービス、質ともに認可>認証>認可外の関係が成り立っていて(なぜなら国から補助金が出て、それがサービスの質向上、利用者の費用減にダイレクトに使われているから) より環境のいい保育園を目指して子供が生まれる前から熾烈な戦いが繰り広げられている。

スケジュール

保育園に入るのは一応年中できるが、基本的には4月が一番枠が多くて狙いやすい。一般的なスケジュールは

  • 5-7月 情報収集、保育園見学など
  • 7-10月 本年度の認可保育園申し込み状況や、新設園情報の確認
  • 10-12月 4月入園の1次申し込み
  • 1-2月 1次申し込み結果通知
  • 2-3月 2次申し込み結果通知
  • 4月 入園、慣らし保育

保育園は誰でも入れるというわけではなく、生まれた後8週間後という制約がある。よって早生まれ(特に2,3月)の場合は 1番チャンスの4月入園は極めて難しい。このあたりが早生まれ不利とよばれる理由 0歳時入園を逃すと、1歳時入園とかは基本繰り上げ枠に専有されるのでさらに難しくなる

保活の闇

「保育園落ちた、日本死ね」とか色々なニュースからもわかるが、保活はとにかく闇が深い。保育園、保育士不足ばかりにフォーカスされるが、 それは構造的な問題の一角であり、問題が全部解決されるわけではない

  • 保育園の情報が色々と散らばっている。おまけに一番信用できる市役所のページは相当使いづらい。
  • 区役所に行かないと点数(=偏差値みたいなもので自分がどの保育園に入れるか)がわからないところがある
  • 区役所に行かないと申し込みなどの手続きができない
  • 見学会の予約の電話とか全然つながらない。保育士側も大変
  • 各種書類や手続きが区ごと、認可かどうかによって微妙に違っている、かつ複雑すぎる
  • 全体的に役所のみが把握している情報、役所しかできない手続きが多すぎる。また公開のやり方が悪く、解決しようとしてもそこがボトルネックになり参入しづらい

まとめると子供を産む直前、生まれた後で肉体的にも精神的にも大変な時に

  • 点数計算を筆頭に保活のルールが超絶複雑
  • 調べたり申し込んだり作業量が多いし、いちいち負荷がかかる
  • このIT化全盛の世の中で情報取得、手続きのためにわざわざ1時間待ちとかがザラの役所に行かないといけない

が待ち受けているということである。しかもこれを全部やったとしても保育園入れるとは限らない(2017年の目黒区では4人に1人が入れていない)

これ、どうすんの?

まず保活において親のストレス、作業負荷がかかっている部分を効率化していく(行政依存の部分は一旦後回し)、同時に保育園、点数計算の部分を 最初はどんなに非効率なやり方でもいいので、集めていきプラットフォームとして圧倒的な地位を確立する。 そこから行政にアプローチして、足りない情報、手続きの機能を埋めていく イメージとしてはマネーフォワードとかの戦略に似ている。あれもAPIとかない旧態依然の金融業界で情報を集約するのをやろうとして、 最初はとてもアナログな方法でやってたけど、圧倒的に便利なのでプラットフォームとしての価値を確立。金融機関も無視できなくなって 次第にAPI化の流れが進んでいる。