タノラマタウン

エンジニアリング、スタートアップ、仮想通貨..etc

新規プロダクト立ち上げ定点観測_1ヶ月目

これは何?

最近、新しいプロダクトを立ち上げることになり、いつもはエンジニアサイドでPOをやっていましたが、色々あって事業開発(イントレプレナー)とPOを両方やることになりました。 知見として定点観測の記録を残そうと

経緯

新規プロダクトを立ち上げたいという雰囲気があり、ただリソースが組織全体で足りなかった。そんな中最初はPOとしてアサインされました。 色々状況も錯綜していて、一時は「事業計画ふわっとしてるし、マネタイズできなさそうだし、リソースないし、このプロダクトやめたほうがいいのでは?」とかも思いましたが、 0からプロダクトを事業部分含めて、全部自分で立ち上げれるのはスタートアップっぽくて楽しそうだなと、何よりこれをやることの社会的な価値が非常に大きいと感じて 、上司と調整した結果、しみ出してやらしてもらえることになりました。

今月のしくじり

今月しくじったポイントだったと思うのが、スタート時にマネタイズに囚われすぎた点。P/L上に貢献しないと、もしくは確度の高いプランがないとそもそも始めてはいけないと思っていた点です。 ここで悶々と考えたり、色々調整したりと不確実でかつ、部分的なことにだいぶ時間を使ってしまったなという反省です

最近の世の流れとして、価値は多様化していて、「〜のコスト、〜の売上」というのはプロダクトの価値としては部分的な1つでしかないなと どう見ても強いメンバー揃えて、DAU10万とかのプロダクト持っているスタートアップ、マネタイズできていないからP/L上の価値は0だけど、より広い視点で見た場合は違うなと

しっかりとプロダクトが何か価値となりえるものを確立できれば、直接売上につながらなくても、価値を現実世界で役に立つ何かに変換することは十分可能かなと思っています。

ただこれは、マネタイズとか一切無視して、やりたいことやっていいというわけではなくて マネタイズについては常にいくつかの可能性を頭の中でイメージしておくことは重要かなと思います。ステークホルダーにプロダクトを続けるために説明する時もいつ来るかわからないですし、何が価値で、どういう変換方法が考えられるかはプロダクトを世に出して、反応見て常にアップデートしていく必要があります。

あとプロダクトをどの世界、どこのマーケットでやるのかというのは非常に重要。そこで価値の上限とそこにいたるまでの成長速度は結構な部分決まるかなと 極論不を感じているのが子供10人とかだったら、仮にプロダクトの価値が出たとしても、それを何にも変換できないよねと

POとして大事にしたいこと

POは何を作るかを決める人。どういうプロダクトの価値を作って、どのような世界を目指すかを決める人 POとして大事なのはこれを決めて、かつブレないこと とは言いつつも、まっさらな状態かつ、一見して勝ち筋ないじゃん、かつ自分が0から起案したものじゃない状況でこれをやるのはなかなか難しい。。。

行き着いたのは、実際に使ってくれるであろうユーザー中心に考えていくこと

  • 「自分がどういう世界を目指すか」だとオラオラ言われたら、今の自分だと揺れてしまうかもしれない
  • 「KPIベース」だと不確定が多いし、何より自分がゴールが見えていないから、指摘されたら揺れるかもしれない

けどユーザー中心であれば、 誰よりもユーザーの課題、痛みを現場の声から聞いて、面として捉えることができていれば、ブレずにプロダクトを作れるなと まだ方向性に関して大きく揉めるとかが起きたわけではないので、結果はわからないですが、誰に何を言われても「このユーザーに対してこういった価値を届ける」ことに関してはブレないようになったかなとは思います。

今月やったこと

ひたすらユーザーインタビューしていました やり方に関しても迷って、ユーザーインタビューしても数人の主観的な意見で全体感がわからないだろうというのは懸念ポイントだったのですが、結局多数にアンケートを取って定量化したところで、それがプロダクトの成功に直結するわけではない(そもそもユーザーは自分が欲しいものを知らないし) POとしてのユーザーの問題を肌で感じて、ブレないように自己暗示をかけたいという若干エゴっぽい理由もあり、インタビュー中心で進めることにしました。

インタビューでは

  • ユーザー理解:そもそも自分がネットや本で調べたペルソナ、行動パターンは実際にあるのか
  • 質より量、少しでも可能性のありそうな仮説をぶつけまくる
  • 手応えのあった仮説を深掘りして、しっかり検証

の順に人数を重ねるにつれて徐々に深掘りしていきました。

インタビューで学んだこととしては - 最初の1〜2人はそもそもユーザー理解が全く外れている可能性が高い状態で仮説検証とか意味ないから、とにかくスピード優先で速やかにやるべし - 逆にユーザー理解できた後は成果の8割は下準備で決まる - モチベーショングラフ便利。ユーザーを誘導していないかなど常にインタビュー手法の振り返りを

来月の目標

インタビューを重ね無事MVPの範囲も決まったので開発を始めていきます。インタビューしていく中で、どんどん仮説検証が深くなっていくと「ここから先は実際のプロダクトを見せて反応を見ないとわからないな。。。」というところに当たったので、実際のデザインなり動くものでの検証をやっていこうと思います。 あとは実際にドメインや証明書を取ったり、サービスを本番公開する中での知見も共有できればと思います。

参考になった本など

  • 不格好経営:特に目新しい概念はないが、概念の言語化だけではなく実行と振り返りまで表現しているのはすごいなと。この記事もそうだけど自分の取り組みを振り返ったとして、あそこまではまだとても書けない
  • エンジニアリング組織論への招待:組織論といいつつ、リーンについてもいいこと言っている。実際どう進めるかのところで色々参考になった
  • お金2.0:プロダクトの価値という点において、ふわっと分かってはいたが表現できていないのを、割としっかり言語化していた。